為何事到如今這個漫畫？【なんで今更この漫画？】

　も一度買ってまとめ読みしたの。「ファンシィダンス」。何で今更、、、

知ってます？　昔、モッくんと鈴木保奈美主演で映画化もされてます。
監督は「Shall We ダンス」や「シコふんじゃった。」の周防正行氏。

作者の岡野玲子は「陰陽師」や「両国花錦闘士」などで有名。
この人の描くマンガはある意味癒されるんだよね。。

学生の頃、友人が貸してくれて（そのままくれちゃって）読んだんだけど
まだ、その頃はイマイチ会話の面白さがわからなかった。

80年代、食うよりファッション！な世の中で、
本音と建前、秩序と無秩序、おしゃれと下品、真実とウソを
ポーカーフェイスで会話する。

嗚呼まどろっこしい。。。

でも今更ながらに僕はそのソフィスティケートさ（死語）が大好きさ。
今なら会話の裏に込められた本音もわかるし（笑）。

大枠のあらすじは、お寺の息子だけどシティボーイ（死語）の
陽平（ヨーヘー）くんが主人公。
ヨーヘーくんが好きになった女の子は美人でクールな真朱（まそほ）さん。

あ・かるいバンドライフを送っていたヨーヘーくんは、お山（ご本山）に上山する。
前日、まそほさんに「他の男好きになってもいいから」なんて言いながら
後でメチャクチャ悔やんだり、、、でもお寺ライフの洗練さに心奪われたり。

本当はすっごく真面目なんだけど、あえて軽く見られるふうを装ってみたり
周囲の好奇の目を裏切れなかったり、わざわざ積み上げたものを
自ら壊してみたり。。。なんてやつだ。。。誰かさんと一緒だ。。

お坊さんも宗派によって様式が様々みたいだけど
指先にまで神経の行き届いた身のこなしを身につけ、
黒袈裟のたもとに風を孕ませながら大廊下を颯爽と歩く姿は美しい。。

お山には世の中の縮図がある。とあったが、下山してもヨーヘーくんは
相変わらず期待を裏切り続け、本音は隠しつつ会話のゲームを楽しむ。
本音を言わせてみせるぜ、と駆け引きしながら
その実、相手のことを思いやる。。。うくく、、、オトナだよキミたち。。

 

おお、、、光り輝くご本山が・・・　　開眼　(☆∇☆) キッラ-ン！
オレもソフィスティケートに生きるよ、まそほさん。

コメント 6

プチ・フラワーでしたっけ？　連載当時に読んでましたねぇ（笑）
「オー・マイ・ブッダ!」という台詞に「そうだ！日本人は“仏”だ!」と、いたく感動した覚えがあります（爆）
by クロロ (2005-11-17 10:42) 

読んでないんですよね、これも…。
読もうかな？懐かしい時代を感じます。
鈴木保奈美ってあたりが特に…（＾＾）
by 斉藤ようこ_nina (2005-11-17 16:35) 

●クロロさん
今は文庫版が出ていますが、当初はプチ・フラワーでしたね～
そうそう、ブッダ！には笑いましたｗ
あと、新参の小僧達が入山してきて、その後ヨーヘーが下山が決まったあたりで
新参の小僧達に「愛と青春の旅立ち」と「フルメタル・ジャケット」を上映したのも
煩悩と修行のつらさを両方一度に見せるって、人が悪いなぁって笑いました。

●ひなぐまさん
きっと、ひなぐまさんハマると思います。
映画の方が、より軽い感じになっていますが、
クライマックスの禅問答のシーンはカッコイイです。
by papa007_ (2005-11-17 18:17) 

ほえーーー、オイラも読みたくなりました。

しかし、「ダンス＆しこ」は見たけれど、ノーチェックだったです。
by アキオ (2005-11-17 20:29) 

懐かしいなぁ♪ＤＶＤ出たんですよね。。。
by loiter_about_on_the_way (2005-11-17 21:40) 

●akioさん
シコふんじゃった。の取り組んでいるシーンは、最後どっちが勝つかは台本上決まっていたけど、勝負自体はほぼアドリブだったそうですよ。迫力ありましたよねw

●にっしぃさん
エンディングの曲はプリンセス・プリンセスでしたね。
うく、、懐かしい、、
by papa007_ (2005-11-18 01:38)